21世紀チェロ界の“顔”、ゴーティエ・カプソンが広島で初リサイタル!
今回の来日では、西日本はくららだけ!!
最高峰の名器1701年製“マッテオ・ゴフリラー”で、くららに聖なる音を響かせる――。
“奏でる一音一音に迫りくる力強さがありながら、いともたやすく洗練された音楽を紡ぎ出す、まさに類稀なパフォーマーである”(サンフランシスコ・クロニクル紙)
21世紀を代表するチェリストとして、毎年錚々たる世界一流の指揮者や音楽家たちと共演し、その幅広い活躍ぶりは枚挙にいとまがない。しなやかで深い表現力と豊かな音楽性、卓越したテクニックは絶賛され、母国フランスはもとより世界中で絶大な人気と実力で聴衆を魅了するアーティストである。
これまでにも来日を果たしているが、まだ限られた都市でしか演奏しておらず、今回満を持しての広島初登場!1701年製の名器「マッテオ・ゴフリラー」の壮麗な響きを、最高の音響を誇るくらら大ホールで是非とも堪能していただきたい。
~予定演奏曲目~
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第 1 番ト長調 BWV1007
H.デュティユー: ザッハーの名による3つのストローフェ
Z.コダーイ:無伴奏チェロソナタ op.8
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
Gautier Capuçon, Cello
ゴーティエ・カプソンは、名実ともに21 世紀のチェロ界の“顔” として抜きんでた存在である。世界トップクラスの指揮者および器楽奏者たちとソリストとして国際舞台を共にする傍ら、パリのルイ・ヴィトン財団美術館を会場とするチェロのマスター・クラス・プロジェクト「Classe d’ Excellence de Violoncelle」の創設者・主宰者としても活躍。華々しい受賞歴を誇り、表現力ゆたかな音楽性、溌剌としたヴィルトゥオジティ、そして使用楽器である1701 年製のマッテオ・ゴフリラー「L’Ambassadeur」の奥深い音色によって、多くの人びとを魅了している。
チェロのレパートリーの開拓と拡大に力を注ぎ、カプソンは毎シーズン、多種多様な楽曲を演奏し、新作の初演にも精力的に取り組んでいる。目下、現代作曲家のレーラ・アウエルバッハ、リシャール・デュビュニョン、ダニー・エルフマン、ティエリー・エスケシュと協力関係にある。
2021/22 年シーズンのハイライトとして、アラン・アルティノグリュ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、チョン・ミョンフン指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団との共演が挙げられる。またフィラルモニー・ド・パリおよびウィーン・コンツェルトハウスのレジデント・アーティストも任される。
室内楽にも情熱を注ぐカプソンは、フランク・ブラレイやユジャ・ワンらと定期的に共演している。このほか、主な室内楽のパートナーに、ニコラ・アンゲリッシュ、マルタ・アルゲリッチ、ダニエル・バレンボイム、ルノー・カプソン、レオニダス・カヴァコスがいる。エラート・レーベル(ワーナー・クラシックス)と専属録音契約を結んでいるカプソンの多彩なディスコグラフィは、これまで数々の賞に輝いている。2020 年11 月にリリースした『エモーションズ』には、ドビュッシー、シューベルト、エルガーらの作品を収録。同盤は、30 週以上ものあいだフランスのアルバム・チャートで首位に立ち、5 万枚を超える売り上げを記録した。40 歳を記念してリリースした最新盤『Souvenirs /思い出』は、新録音(バッハ、デュティユー、コダーイほか)を含む3枚組のベスト・アルバムである。
フランスのシャンベリ出身。5 歳でチェロをはじめ、パリ国立音楽院でフィリップ・ミュレールとアニー・コシェ=ザキーヌに師事。のちにウィーンでハインリヒ・シフの指導を受けた。