パーキンソン病におけるダンス活動
PDダンスカフェin東広島
パーキンソン病と共に暮らす、すべてのみなさまへ
【対象】
・パーキンソン病の方
・ご家族、介護者などパーキンソン病に関わる方々
・パーキンソン病やPDダンスについて学びたい方
「PDダンス®︎」とは車いすや椅子に座ったままでできるダンスのことです。PD とはパーキンソン病のことで、アメリカで始まった「Dance for PD®︎」の活動をもとに日本では福岡からPDダンスが全国に広がりつつあります。昨年10月、広島県下では初めての開催として東広島市(くらら)でPDダンスワークショップを実施しました。今回はPDダンスのほか、パーキンソン病専門の医師と看護師との交流・相談ができる「おしゃべりタイム」を設けた「PDダンスカフェ」として開催します。PDダンスで五感や想像力を働かせながら身体を動かして、心も体もほぐれる時間を過ごしませんか?
レクチャー講師/坪井義夫教授
1986年千葉大学医学部卒。同大学神経内科に入局後、松戸市立病院等を経て1997 年より福岡大学神経内科所属。2000年から3年間米国Mayo Clinic留学後、再び福岡大学病院に所属し、2011年10月~2024年3月まで脳神経内科学教室教授を務める。脳神経内科領域でも運動障害学、特にパーキンソン病を専門として臨床、研究をする傍ら、友の会顧問活動を通じて社会活動を行っている。現在は、つつみクリニックにてパーキンソン病専門外来センターのセンター長として勤務の他、順天堂大学共同研究講座特任教授も務める。
PDダンスファシリテーター/マニシア
ニューヨークにて長期間活動後、福岡を拠点に多世代かつ多様な方々とダンス活動を展開。マークモーリス・ダンスグループでDance for PD®の指導者育成講座を修了し、2016 年より福岡でPD ダンス® を始める。2019 年より「PD ハウス」でも実施。さらに2023 年からはPD ダンスファシリテーター養成講座にて後進の育成にも取り組んでいる。
PD ダンス® 運営・アシスタント/野中香織(そら)
高校卒業後、ダンス未経験でショーダンサーとして活動しながら叩き上げでダンスを学ぶ。退団後多様な表現に出会い、2016 年コミュニティダンスファシリテーター養成講座修了。2018 年福岡にて一般社団法人「パラカダンス」を設立し、あらゆる垣根を超えた生き様のダンスに魅了され、医療、福祉、教育現場におけるダンスの可能性を探っている。2019年度から文化庁の委託事業としてPDダンス®︎を運営。
看護師・おしゃべりタイム立ち合い/山本澄子
1994 年国立指宿病院付属看護学校卒業。同年より福岡大学病院に入職し、2002 年から脳神経看護を経験。2017 年からパーキンソン病のデバイス補助療法に携わり、2019 年World Parkinson Congress(WPC) にケアパートナーラウンジ日本人スタッフとして参加する。難病看護師、パーキンソン病療養指導士として施設内のパーキンソン病の看護や様々な職種との連携調整を行うとともに、PD ダンスでは当事者だけでなく、ご家族(ケアパートナー)の方々への支援に取り組んでいる。