「気づかい」注意報発令!!
あの忖度しすぎる困った面々が、かえってきた!
東京芸術劇場で2015年、2017年に上演し大評判となった舞台が、パワーアップしたメンバーで
再再演決定★ 大人も子どもも楽しめるあの人気音楽劇が、くららにやって来る!
松尾スズキの原作絵本を、現在大活躍中の演出家・ノゾエ征爾が歌と踊りで観客を巻き込む
楽しさ満載のオリジナル音楽劇として舞台化。いまや日本人を表すボキャブラリーとして定着し
た“忖度”をいち早くとりあげた秀作がアンコールに応えます。ルーシーと「気づかい」をめぐる物
語が再び巻き起こる・・!
<原作者メッセージ>
気づかい。それは、美しいものです。でも、人によって、気づかいの方向性が違う場合もあり、お互
いの気づかいの歯車がかみ合わないと、やっかいなことになりがちです。 よかれ、と思ってやった
ことが、他人にとっては悪かれになる。もしかしたら、戦争というものは、そういうかみ合わなさの積
み重ねで起きたりするのではないでしょうか? ルーシーたちは、今回の出来事で、すぎたる気づか
いはおよばざるがごとし、ということに気づいたと思います。そして、それに気づいた人の、これから
の気づかいは、もっともっと美しいものになるはずです。ルーシーと王子様の作る国は、きっと、戦
争のない平和な国になるでしょう。
― 松尾スズキ ― (原作絵本 千倉書房『気づかいルーシー』あとがきより)
<あらすじ>
とある村で、おじいさんと暮らす女の子ルーシー。
ある日、おじいさんが馬から落ちて死んでしまうが、ルーシーを悲しませまいと気づかった馬は、
その皮をはいで自らかぶり、おじいさんになりすます。
ルーシーはそのことに気づいていたが、馬の努力を気づかい、知らないふりをする。
一方、本当は生きていたおじいさんは、皮をはがれた中身だけになってルーシーを見守っている。
やがて、大きくなったルーシーは、王子さまと恋に落ちるが、王子は余命 3 ケ月。
そこで、おじいさんの中身はルーシーを気づかい、王子のペイントをしてルーシーの前に現れる。
そして、ついに結婚、というその時、おじいさんの皮をかぶった馬が登場して、待ったをかける。
しかしその時、予期せぬ事実が発覚し・・・。
【原作】松尾スズキ (千倉書房『気づかいルーシー』)
【脚本・演出】ノゾエ征爾
【出演】岸井ゆきの 栗原 類/川上友里 山口航太 ノゾエ征爾/大鶴佐助 小野寺修二
岸井ゆきの |
栗原類 |
川上友里 |
山口航太 |
ノゾエ征爾 |
大鶴佐助 |
小野寺修二 © 鈴木穣蔵 |
【演奏】田中 馨 森 ゆに
田中馨 |
森ゆに |
【コメント】
脚本・演出・出演 ノゾエ征爾さん
ありがたいことに3回目の公演となりますが、前回から5年も経っています。 5年と言うと、10歳で楽しんでくれていた子が「は?演劇だと?」などと心身が激変するような年月です。岸井さんは30代となり、国民的女優さんになりました。小野寺さんはおじいさん役に近づき、私は親になりました。そして、演劇界のキラキラ星、大鶴佐助くんが新メンバーに加わりました。圧倒的進化をご期待ください。みんなの体力次第ですが。
ルーシー役 岸井ゆきのさん
再演のときから、またやりたい!と話していた作品なので、今回、またパワーアップしてお届けできることが楽しみです。『気づかいルーシー』は、気づかいの根底にある優しさでこじれていってしまう物語ですが、「思いやって生きていこうと思える瞬間が幸せ」と感じたり、公演中、お客様と出演者の境界線がなくなり、皆で手を取り合っているような感覚になったりする舞台です。子どもだけでなく、大人も楽しめる作品なので、ぜひ劇場でしか味わえない感覚を、体感しに来ていただければと思います。
王子様役 栗原類さん
『気づかいルーシー』がこの度またまた帰ってきました!今まで関わった舞台が3回も上演されるとは初演の時は想像できませんでした。三度目の上演ですが、今回も新作の気持ちで挑みます。今までとは違う『気づかいルーシー』を皆様にお届けします。どのような舞台になるのかを僕自身も楽しみです。どうか期待してお待ちください。
馬役 大鶴佐助さん
ノゾエさんの事が僕は好きなんですよ。それは作品もノゾエさんという人もひっくるめて。2人芝居の時にノゾエさんに貰った言葉を僕は握りしめてたりします。『気づかいルーシー』再再演みたいですが、僕の肉体が入る事により出来上がる事象が僕自身楽しみですし、未知なので飛び込みたいと思います。何卒よろしくお願い致します。
おじいさん役 小野寺修二さん
おじいさん役を演ってます。その外身だけじゃなく中身も演っています。なかなかできない体験です。周りの人にこの作品の説明をするたび、奇妙さに嬉しくなります。その「中身」は子どもたちに随分気持ち悪がられました。嬉しい限りです。今回の再再演、ノゾエさんはまた新しい仕掛けを持ってきそうです。視覚的な驚きも沢山あり、大人も子供も楽しめる作品です。観ていない方はもちろん、一度観た方も是非いらしてください!
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