楽友協会ホールから、くららへ。
生粋のウィーン訛りのワルツ&ポルカを直輸入
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを45年間務めたライナー・キュッヒルをはじめ、ウィーン・フィル現役首席奏者ら9人が集まった「ウィーン・リング・アンサンブル」。
楽友協会ホールより衛星生中継される年明け恒例ニューイヤー・コンサートの華やぎそのままに、ウィーン情緒ただよう演奏を日本のファンに届けます。
◆ふるまい酒◆
公演当日くらら1Fこもれび広場にて、先着350名様に「ふるまい酒」を差し上げます♪
13:00より開始、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
※飲酒運転、未成年の飲酒は固くお断りします。(お酒がなくなり次第終了)
https://twitter.com/Kajimoto_News/status/1210911230891704320
【プログラム】
J.シュトラウス2世:オペレッタ「ジプシー男爵」序曲
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「うわごと」
J.シュトラウス1世:ジプシー・ギャロップ
J.シュトラウス2世:エジプト行進曲
ツィーラー:ワルツ「ウィーン娘」
ヨーゼフ・シュトラウス:ジョッキー・ポルカ
***
ベートーヴェン・メドレー(生誕250年記念)
J.シュトラウス2世:ワルツ「酒、女、歌」
ツィーラー:ぶどう畑のギャロップ
J.シュトラウス2世:謝肉祭のための大カドリーユ
ランナー:ワルツ「求婚者たち」
ヨーゼフ・シュトラウス:スポーツ・ポルカ
ウィーンの薫りそのままに、極上のアンサンブルに酔いしれる――
華やかな楽都ウィーンの文化が育んだ、誰もがその名を知るウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(VPO)。VPOが元旦にシュトラウスのワルツ&ポルカを中心としたニューイヤー・コンサートを始めたのは、1941年のことだった。いつしか、それは世界中に衛星生中継されるようになり、日本でもすっかり年明けの風物詩となっている。
VPO現役首席奏者とOBという9人の名手からなるウィーン・リング・アンサンブル。彼らは元旦にウィーンでニューイヤー・コンサートを終えたその足で飛行機に乗り来日、まさに楽友協会ホールから“直輸入”の演奏である。結成当初から本アンサンブル・メンバーのキュッヒル、ヴィオラのコルをはじめ、現在ベテランと中堅・若手とのバランスは最良だ。老練のコクと若手の鮮やかさのバランスとでも言おうか―それを音楽的にも精神的にも支柱である名匠キュッヒルが引っ張っている。
生粋のウィ-ンの音楽家しか出せないワルツの洒落たアクセント、柔らかく歌う艶っぽい響き、ポルカでの素朴な活気・・・これらが渾然一体となって会場を極上の美酒のような薫りで包み、一瞬にして聴衆を魅了することだろう。また、来日30回の節目を迎える2020年は、ベートヴェン生誕250周年であり、『ベートヴェン・メドレー』というプレゼント付きのプログラムになっている。日本びいきキュッヒルの、茶目っ気たっぷりのサービスにも乞うご期待!
さあ、新春はウィーン・リング・アンサンブルの名演に酔いしれよう。
ウィーン・リング・アンサンブル
Wiener Ring-Ensemble
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
ダニエル・フロシャウアー(ヴァイオリン)
ハインリヒ・コル(ヴィオラ)
ロベルト・ナジ(チェロ)
ミヒャエル・ブラデラー(コントラバス)
カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
ダニエル・オッテンザマー(クラリネット)
アレックス・ラドシュテッター(クラリネット)
ロナルド・ヤネシッツ(ホルン)
【プロフィール】
ウィーンの旧市街を取り巻くこの街ならではのみごとな環状道路、“リング”にちなんで命名されたこのアンサンブルは、まさにウィーンの音楽を演奏するために結成された。
2016年までウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の名コンサートマスターとして同団を率いたライナー・キュッヒルを中心に、ヴァイオリン2人、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、ホルン各1人にクラリネット2人の9人編成で、ウィーン・フィルの腕利きの主要メンバーたちである。
ウィーン情緒の香り高いシュトラウス・ファミリーやツィーラー、ランナーたちのワルツ、ポルカの演奏は、ウィーンに寄せる彼らの愛情と誇りを痛感させ、聴く者をこの上ない幸福感で満たしてくれる。
ウィーン楽友協会での年末恒例のコンサート・シリーズでは、1999年以降、ウィーン・リング・アンサンブルの演奏会が毎年ブラームスザールで行われ、地元ウィーン子の絶賛を集めている。2002年夏には、ルツェルン・フェスティバルに招待された。
日本へは1991年に初来日し、引き続き1993年以降毎年のように来日。ウィーンでの「ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート」に出演後、すぐに日本へ駆けつけてニューイヤー・コンサートを行い、本場の響きと香りをそっくり日本のファンに届けている。
1998年には長野オリンピック文化・芸術祭参加公演に選ばれ、現地で2回の演奏会を行った。その他、度重なるテレビ放映、CDで、日本でもすっかりおなじみの存在である。
2019年から、クラリネットにダニエル・オッテンザマーとアレックス・ラドシュテッター、ホルンにロナルド・ヤネシッツが参加。2020年は来日30回目の記念ツアーとなる。